こんにちは!こどもの相談室TOMOのちえです😀
療育保育士として、発達障害や特性を持っているお子さんを育てている、難しい子育てを楽にしていく声かけの方法をお伝えしています💡
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今回はよくご相談をいただく【癇癪】についてまとめていきます💡
今、癇癪に悩んでいる方はぜひチェックしてみてください!
癇癪が起こる原因
- 空腹、眠たい
- 疲れている
- 注目を引きたい
- 何かが欲しいものがある
- やりたくないことがある
- 自分の気持ちがうまく伝わらない
- 感情のコントロールができなかった
癇癪が起こる原因としてはこのようなものが挙げられます。
この癇癪が年齢を重ねていくことで減っていくのか、それともレベルアップしていくのか具体的にお伝えしていきます!
欲求不満による癇癪
- 空腹、眠たい
- 疲れている
これらは三代欲求の欲求不満による癇癪です。
これらによる癇癪が落ち着くのは、この欲求が満たされることです。
この欲求不満な状態で癇癪が起こらないようにするのは子どもと言われる年齢では非常に難しいと思います。
だって大人だってお腹が空いたり、睡眠不足だとイライラしますよね?
なので、そこを「イライラしないの!!」と子どもに怒っても難しいです。
空腹であれば、おにぎりや果物、干し芋などを口にすることが良いと思います。
ここで注意したいところは、
砂糖がたくさんのお菓子やジュースは依存性や血糖値の乱効果により激しい癇癪につながる可能性が高い
ということです。
もうすでに癇癪が起こっている時にお菓子やジュースを食べることができていたお子さんは「食べられない」「もらえない」となるとより激しい癇癪を起こします。(消去バースト)
ですが、ここで激しい癇癪に耐えきれずにお菓子やジュースを渡してしまうと、この癇癪は3大欲求の欲求不満による癇癪からものが欲しい、獲得の癇癪に変わっていいます。
獲得の癇癪
- 何かが欲しいものがある
- 注目を引きたい
これらの原因で起こるのが獲得(何かが欲しい)から来る癇癪です。
具体的には
- お菓子やジュースが欲しい
- Youtubeやゲームを続けたい
- おもちゃを独り占めしたい
- 公園や外に出たい
- お店で好きなものを買いたい
こんなお子さんの姿です。
どうでしょうか?
このような姿に困っている方はいませんか?
こんな姿に困っている時はルールを作ってお子さんに伝えましょう。
- お菓子やジュースが欲しい → ご飯を食べたあとならOK
- Youtubeやゲームを続けたい → 決められた時間ならOK
- おもちゃを独り占めしたい → 一人占めしたい時は場所を決める
- 公園や外に出たい → 大人と一緒ならOK
- お店で好きなものを買いたい → 1つならOK
などこのような形で、ルールを作って伝えていきます。
どのように伝えたら良いのかというのは、ペアレント・トレーニングでお伝えしています。
うまくいかない時はペアレント・トレーニングを学んでみるのもおすすめです。
獲得の癇癪は年齢を重ねても減りません。
獲得の癇癪をそのままにしておくと、自分の「ほしい!」「こうしたい!」という思いを叶えるための行動は癇癪となることが多く、どんどん癇癪のレベルが上がってしまいます。
回避の癇癪
- やりたくないことがある
この原因は、回避(逃げたい)気持ちからくる癇癪です。
具体的には
- 集団行動の場所に来ると、大きな声を出して逃げ出そうとする
- 制作やプリントをやることを促すと、紙を破る
- 特定の活動で機嫌が悪くなる
など、こんな具体的な行動が考えられます。
このような姿が見られる時は「頑張れ」と無理やり挑戦させても「嫌なこと」という印象が子どもの中に強まるだけなので、できれば避けたいところです。
ではどうしたら良いのでしょうか。
2つあります。
- 素敵なご褒美を用意して頑張る気持ちを引き出す
- 課題のレベルを下げる
この2つの方法があります。
ただ、回避(逃げたい)気持ちからくる癇癪に対して、課題のレベルだけを下げていると、その回避したい気持ちによる癇癪は減りません。
むしろ表現方法として獲得してしまう場合があります。
ほど良い課題を提示して乗り越える「できた!」を経験できることが非常に大切です。
その他の癇癪
- 感情のコントロールができない
- 3つの癇癪じゃない気がする
- 年々癇癪が激しくなっていく
こんな姿が見られた時には、違う要因を考えていく必要があると思います。
発達障害の特性による感情コントロールの苦手さに関しては、お医者さんと相談の上、投薬の効果がある場合があります。
または、体のコントロールを知ることで落ち着いていくこともあります。
他にも、関わり方を変えて正しい表現方法を知ることでコントロールができるようになっていくことがあります。
ふれあいの時間(スペシャルタイム)を持つことで、心が安定し自分で感情コントロールができる軸を整えることができたという場合もあります。
これらは、それぞれの子ども一人ひとりによって原因や解決方法が異なるので、ぜひ一人で悩まずに専門家に相談していただけたらと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は癇癪の原因と対策についてまとめてみました。
今お悩みの方の参考になったら嬉しいです。
まとめてあることはわかったけど、実践ができない、難しいという時には一人で悩まずにまずは相談していただきたいと思います。
具体的な実践方法や関わり方、声の掛け方についてお伝えさせていただきます。
今回の内容が参考になって、一つでも困ったことが減ったら嬉しいです!