難しい子育ての知恵袋

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

叱らずに子どもの行動が変わる!癇癪を減らす声掛けのコツ

こんにちは!こどもの相談室TOMOのちえです😀

なぜ【声の掛け方を変えることが必要なのか】そんなことをまとめていきたいと思います。


発達に特性のある子どもを育てている中で、こんなお悩みはありませんか?

  • なんでそんなにイライラしているの?(すぐ怒るの?)
  • ずっと泣き叫んでばかりで穏やかに過ごしてほしい
  • 子どもが泣いてばかりで私もイライラしてしまう
  • もうどうしたらいいかわからない

こんなお悩みや不安をよく耳にします。

実は、同じように見えている子どもの姿ですが、年齢にや特性によって泣き叫んでいる理由は違うことが多いんです。

  • 自分でやりたいけど、うまくいかなくてイライラして泣く
  • 自分の思い描く理想通りにならなくて泣く
  • 言われていることが全て理解できず、急に指示されて気持ちの切り替えができず泣く
  • どうせ怒るんでしょという防衛のために大きな声を出して拒否する
  • 攻撃的な言葉を発する

これらを表にまとめてみました。

いかがでしょうか?

ご自身のお子さんが泣き叫んでいる理由や原因は見えてきましたか?

次に【不適切な関わり】を続けていくと、どんな未来につながりやすくなるのかもまとめてみました。

いかがでしょうか?

必ずこのような未来につながるわけではありませんが、子どもの行動の理由が見えずに不適切な関わりを続けてしまうとこんな未来に繋がってしまう場合があります。

 

この不適切な関わりに出てきた

  • なんでできないの!?早くしなさい!
  • もう!ダメって言ってるでしょ!何回言えばわかるの!
  • 他の子はもうできているよ⁉︎
  • あ〜もう。いい加減にして

こんな日常の中で出てきやすい言葉、そして

  • ため息をつく
  • 表情に出る
  • 頭を抱える

などの態度。

これらのことを、ペアレントレーニングでは否定的な注目といいます。

 

では、この否定的な注目は意図的なものなのでしょうか?

それは、違うことが多いです。

アレント・トレーニングを通して否定的な注目である言葉をかけてしまう、態度をとってしまう時の大人の気持ちをまとめてみました。

  • 早くしなさい!→時間ないよ〜どうしよう!
  • ダメって言ってるでしょ!→自由にさせてあげる余裕ないよ〜怪我したら困るよ
  • 他の子はできているのに!もう!→うちの子もしかして…遅れてる?
  • もう!いい加減にして!!!→できない理由がわからないよ…どうしよう

こんなご家族の不安やお子さんの将来を思っての言葉がけが多いです。
大人の気持ちもうまく伝わらない・・・
子どももネガティブな未来になる可能性がある・・・

 

だからこそ声掛けを変えることがとても大切なんです。

「魔法の言葉」とは、特別なものではありません。

日常の中でちょっとした声掛けや、気持ちを包み込むような言葉が、子どもの心を大きく育むきっかけになります。
今回はその中でも分かりやすい、子どもの心を育む「魔法の言葉」をご紹介します。

一緒に、子どもの笑顔と自信を育てていきましょう!

 

「早くしないさい!」の言い換え

子どもに早く動いてほしい時の声掛けのPOINTは3つ!

  • いつまでなのかを最初に伝える
  • 次に何をするかを伝える
  • 楽しく誘いかける

大人と子どもで競争してもよし。
昨日の自分と競争してもよし。
タイムアタック形式にすると「早く」が「楽しく」に変わっていきます。

「ダメ!」の言い換え

子どもにダメと言いたくない時の声掛けのPOINTは2つ!

  • 子どもの気持ちを言葉にする
  • こっちならOKまたは適切な表現の方法を伝える

頭ごなしにダメと言われるとどうにか自分の思いを通そうと攻撃的な行動につながりやすくなります。

攻撃的な行動以外にも奇声をあげるなどもあります。

 

そんな時は、まずはその子の気持ちを否定しているわけではないということを伝えることと、こうしたら伝わるよ!これならOKだよ!ということを伝えていきます。

 

子どもの「できた!」を増やしたい時の言い換え

子どものできたを増やしたい時の声掛けのPOINTは2つ!

  • 具体的な行動を指示する
  • 一人でできない時にどうしたらいいかを伝える

全然やろうとしない時には、実際に手を添えて最後の1工程だけをやってもらい「自分でできた」を作っていきます。

そして実際にできた時には「やったね!できたね!」と一緒に喜びましょう。
これが肯定的な注目となります。

流れに乗ってほしい時の言い換え

集団活動に参加してほしい、パニックになりそうな場所にいく、苦手な場所に行くそんな時には見通しが持てる声掛けをしていきましょう。

具体的かつ簡潔に。

子どもに伝わらないと声をかけている意味がなくなってしまいます。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

声掛けを変えた方が良い理由と、具体的な方法をお伝えしました。

声掛けを変えるのは一度に完璧にできることではありません。
でも、少しずつ工夫を重ねて、子どもの行動だけでなく、親子の関係がもっと楽しく、穏やかになります。

「わからない」と感じた方は、ぜひTOMOトレで具体的な方法を一緒に考えていきましょう。

 

オンラインで学び、相談しながら困りごとを一緒に解決していきましょう。

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