こんにちは!
こどもの相談室TOMOのちえです☺️
4月の勉強会は【叱ってもうまくいかない時の対応方法】を開催しました!
こどもの相談室TOMOでは、毎月声かけや関わり方を始め、子どもの発達に有益な勉強会を開催しています。
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叱り方の改善:子どものよくない行動への効果的な対応方法
今回は、GWを目前にパパ・ママ・支援者の先生に向けて勉強会を開催しました!
具体的にお伝えしたのは
- 子どもがよく無い行動を繰り返す理由
- そのまま大きくなるとどうなるか
- 具体的に大人がどう対応したら良いのか
に分けてお話をしました☺️
発達障害の特性の理解と効果的な子どもへの関わり方
発達障害(神経発達症)は脳機能の障害であり、生まれつきのもので育て方や環境のせいではなく、低年齢から症状が見られ、生活に困り感が出ている状態を指します。
▽発達障害とは▽
発達障害の特性による困りごとは
- 実行機能の弱さ
- 注意の切り替えの苦手さ
- 報酬遅延障害
- 感情コントロールの苦手さ
- 感覚情報の偏り
などからくるものがあります。
それと合わせて、経験により困りごとが生まれていることもあります。
具体的には
- 誤学習
- 未学習
- 消去バースト
- 回避、逃避
です。
現在、発達障害を完全に治療する方法はありませんが、周囲の大人の関わり方を変えていくこと、そして本人が自分の特性に合わせて対応策を学ぶこと、Drと相談しながら必要な薬物療法を取り入れていくことで、困りごとのレベルを下げていくことは可能です。
この困った行動に対して、大人が適切な関わり方を学ぶこと、これをペアレント・トレーニングと言います。
発達障害児の困った行動の理由と負の連鎖を断ち切るためのアプローチ
実は子どもの困った行動の原因は、発達障害の特性だけではなく、経験や学習によるものから生まれていることも多いです。
そして、特性を持っている子どもたちはこの経験と組み合わせられることで、困りごとのレベルが上がり、注意をされたり怒られたりする経験が増えやすいのも事実。
そのまま成長を続けると、子どもは自己肯定感を失い「どうせできないよ・・・」と負のループに陥りやすくなっていきます。
だからこそ知ってほしい!子どもの行動の理解と効果的な対応方法
具体的な関わり方や考え方をお伝えしていきました!
行動のABC(ABC分析)を通して、子どもの行動の理由を理解し、それに合わせた対応をとっていくことをお伝えしました。
勉強会の中では、ワークを使って「あなたならどう考える?」といろんな人の意見を聞くことができました!
今回ワークを通してみなさんと考えたのは
- この困りごとは特性によるもの?経験によるもの?
(動画をやめなさいと言ってもやめない/怒っても伝わってない/思い通りにいかないと癇癪) - これは好ましい行動?減らしたい行動?危険で許しがたい行動?
よくある10の姿 - youtubeが見たい!に対して、どう対応する?
この3つ。
具体的に考えることで、困った行動に直面した時に対応することができます。
突発的なことに対応するには、具体的にどう反応すればいいか考えておくことがとても大事です。
そして、これは子どもにも言えることです。
感情コントロールが苦手な(特性を持つ)子どもたちにとっても、具体的にどうしたら良いか先に知ることで、そのタイミングに思い出し行動を変えていくことができます。
今回の勉強会では一緒にこのようなことを考えていきました☺️
子どもの好ましい行動を増やすために
子どもたちの持つ特性を完全になくすことは現在の医療の中ではできないことです。
ですが、困りごとのレベルは大人の関わり方や声かけにより変えていくことができます。
そして、子どもの発達に合わせて求める課題を調整し、少しずつレベルアップをしながら「できた!」という自信を積み重ねていくことがとても重要になります。
子どもの行動に悩み、どうしたらいいんだろうと悩んでいる方は一度ペアレント・トレーニングに参加してほしいなと思います☺️
次回の勉強会は5/13(火)13:30~
【子どもの暴言が止まらない時の対応方法】
についてワークを通しながら一緒に考えていきたいと思います!
はぜひご参加ください!
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