難しい子育ての知恵袋

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

【子育ての悩み】視覚支援(視覚提示)ってどうしたらいい?

こんにちは☺️

こどもの相談室TOMOのちえです☺️

 

先日オンラインでサポートをしているママさんから【視覚支援・視覚提示】について相談をいただきました!

私がどんなふうに視覚提示をしているのか本日は共有していきたいと思います!

視覚支援について

療育や発達支援の中で【視覚支援】という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

視覚支援とは自閉症スペクトラムを持つ方向けの支援プログラムの一つであるTEACCHプログラムの構造化という考えの一つでもあります。

構造化には物理的と視覚的なアプローチ方法があります。

より詳しく知りたいと思った方、支援をしている先生は、ぜひTEACCHという考え方に一度触れていただくと理解が深まるのではないかと思います☺️

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ただ、この内容をお家の中でも同じように実践というのは正直難しいことと思います。

できないことを実践しても、継続できないことが多く「ああ、またできなかった・・・😢」につながってしまうので、その思いがもったいない!!!

 

ですので、ここをまず知ってもらい、ご自身の中でできることを実践していただけたら嬉しいです☺️

視覚支援とは

視覚支援とは、言葉で伝えているものの補足。言葉を見える化することに、より理解しやすくする支援です。

 

実は日常の中にもたくさん溢れているんです!

例えばこんなもの・・・・

 

トイレのマークをはじめとしたその場所で何をするかを示した【シンボルマーク】

今どこを走っているか、どこに行くか、乗り換えできる駅などを示している【電車の路線図】

通話禁止、歩行者優先などのルールを伝える【交通標識】

レストランなどの【写真付きメニュー】

スマホアプリで何ができるかわかりやすい【アイコン】

 

どうでしょうか?

言葉で示さなくても、その絵を見ると何ができるか想像ができませんか?

 

それが視覚支援です!
なので、実は発達障害や神経発達症などの発達に特性のあるお子さんだけに使われているものではないんです。

これらをより、その子達がどんなふうに捉えて、どのように伝えることで理解、納得し、その子達の能力を高めることができるのかということを専門にしていくと、専門のプログラムになっていくわけです。

 

でも、その支援プログラムができないから、日常の中でも取り入れないということではなくまずは【言葉で伝えているものの補足】と捉えて、お子さんとのコミュニケーションをより取りやすくしていただけたら嬉しいなと思います☺️

手軽な視覚支援

「そうやって伝えたらいいんだ!」を実感いただけるような、私がよくやる手軽な支援を最後に紹介していきたいと思います!

やってみよう!と思ったらぜひ真似してみて下さい☺️

どこに行くかを伝える

スマートフォン写真を見せることで「今からどこに行くか」を伝えることができます。
見通しを持つことで、次の行動にスムーズに移りやすくなったり、今していることへの執着、気持ちの切り替えを促しやすくなる効果も◎

スマホを見せると遊びになっちゃうお子さんは、印刷した写真などがおすすめ!

何をするかを伝える

不安や緊張が強いお子さんには1日の流れをリストアップして順番に説明。
不安になったらお子さんが自由に
繰り返し見直してもらえるようにするのも◎

一つずつ予定が終わったものに戦を引いて終了を知らせていくのも◎

予定をリストアップすることや、次の予定を視覚的に提示(伝える)ことで、繰り返し「次はなにするの?」「今日は何するの?」「いつやるの?」という質問が減っていくこともあります!

気持ちを聞き出す

 

言葉だけではなく、実際に見本を見せて子どもに聞くことで子どもの選択を引き出しやすくなります。

言葉がゆっくり、まだ発語がないお子さんに特に取り入れてみて欲しいです。

「どっちにする?」「どっち食べる?」

実物を見せながら聞きとり、選択したらそれがもらえることで、自分の意見を言いやすくなるかもしれません。

最後に

いかがでしたでしょうか?

 

今回初めて【視覚支援】という言葉を聞いたことがある方も、「知ってたけど難しい・・・」と思って諦めていた方もいたかもしれません。

 

そんな方の「やってみよう」という一歩に繋がったら嬉しいなと思います☺️

 

  • やってみたけどうまくいかなかった
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