子どもが学校に行きたくないと言い出した時、親は心配になるものです。
特に友達とのトラブルが原因であれば、どのように対応すれば良いのでしょうか?
この記事では、言葉で表現が苦手な子どもに対して、友達トラブルを解決するための具体的な方法をご紹介します。
ADHDと診断されていたり、感情のコントロールが苦手な子どもにも役立つことをまとめていきます。
「どうしたの?」とAくんに聞いたところ・・・
友達からからかわれて、イライラを抑えきれずに手を出してしまったようです。
また、多動傾向があり感情のコントロールも苦手であり、怒られる経験も積み重ねていました。
1 大人の介入
まずは学校の先生に相談しましょう!
トラブルの予兆が見えた時には、大人が介入することが重要です。
苦手を子どもだけで解決するのは難しいです。
お子さんの苦手と、親御さんがどうしてほしいかを先生に伝えることがとても大事です。
2 一緒に振り返り「こうしたらいい」を見つける
Aくんと一緒に、トラブルが起きた状況を振り返り、どうすれば良かったのかを共に確認しましょう!!
具体的な対応方法や言葉の選び方を一緒に考えることで、Aくんが将来的に自分の思いを上手に伝える方法を学ぶことができます。
・その時の自分の気持ちは?
・お友達はなにを思っていたかな?
・どんなふうに伝えるよよかったかな?
言葉だけだと、相手の気持ちにイメージがつきにくいです。
そういう時には「絵」を使うのがおすすめ!
この絵本の中には、気持ちの「明るい面」と「暗い面」そしてその気持ちをどんな言葉で表現したらいいかが書かれているので気持ちを言葉にして伝えることが苦手なお子さんにはおすすめです。
3 言葉の練習を積み重ねる
Aくんが自分の気持ちを言葉で表現する方法を練習することも重要です。
大好きなご家族とイメージトレーニングをしたり、学校で実際にロールプレイを積み重ねることで、具体的な言葉の選び方や表現方法を身につけることができます。
練習方法がわからないという時には、ワークになっているものから始めるのがおすすめです。
〜小学生向け
〜小学生向け
さらに、Aくんのトラブルを解決するために以下の点にも注意していきたいところです!
- Aくんが注意散漫になるタイミングでのサポート
- ポジティブなアプローチと自己肯定感の向上
- 気軽にできる療育的アプローチを相談
子どもが学校に行きたくないという問題は深刻な悩みですが、適切な対応とサポートで解決できる可能性があります。
ペアレントトレーニングでも行き渋りについて相談を受けます。
行きたくないと言っている時にはその言葉の裏に「不安」や「苦手」「困り感」が隠れていることがほとんどです。
今回のAくんは「言葉の表現の苦手さ」とお友達の気持ちが分からず、なんで注意されたのかわからない「不安」が大きかったのだと思います。
言葉での表現が苦手な子どもに対して「なんで叩いたの!」と怒っても解決しません。
困り感が起きてる原因を見つけて、その練習を通じて成長を促すことが大切です。
子どもとのコミュニケーションを重視し、サポート体制を整えることで、学校へのモチベーション向上や友達関係の改善が期待できますよ!
この記事では、子どもが学校に行きたくない理由として友達トラブルがある場合の対応策について紹介しました。
Aくんの特性や状況を考慮しながら、言葉の練習や大人の介入、共同確認などを通じて問題解決に取り組むことが重要です。
また、追加の補足情報や専門家のサポートについても触れました。
読者のお子様やご家族が同様の問題に直面した時に、この記事が役立つことを願っています。