難しい子育ての知恵袋

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

【療育保育士が教える】保育と療育の大切なポイント

 

こどもの相談室TOMOでは

  • 保育士:子どもの遊びのプロ
  • 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
  • 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ

を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、行動課題の解決策を提供しています。

今回は、先日行われたセミナーについてまとめていきます!

 

どんなことを話したの?

 

・保育ってどんな事を大切にしているの?

・療育はどんな事を大切にしているの?

・保育だけを大切にして療育すると・・・

・療育だけを大切にして療育すると・・・

・結論!TOMOが考える療育の正しい在り方

 

こんな事をお話しました!

 

保育ってどんな事を大切にしているの?

 

保育はどんな事に気をつけて、お子さんを見ているでしょうか?
セミナーの中では、こんなふうにお話しをしました!

 

・くつろげる環境作り
・道徳性の芽生え
・愛情と信頼感
・生命の保持
・情緒の安定
・豊かな人格形成
・日常動作の獲得

 

保育は五領域「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」に沿った保育が展開されています。

その時の年齢に応じた、経験してほしい遊びをどう年齢または、異年齢の空間の中で子ども同士が刺激し合いながら成長をしていく、そんな場が保育の場です。

 

療育ってどんな事を大切にしているの?

 

では次に、療育はどんな事に気をつけて、お子さんを見ているでしょうか?
セミナーの中では、こんなふうにお話しをしました!

 

インクルージョンの体現
・ニーズや課題を分析
・具体的な支援をする
・特性、発達年齢に応じた支援
知識技能の付与
・適応訓練

 

保育と比べると「個別の配慮」や「より細かな支援」という事が療育の中では言えます。
また「ニーズ」がある保護者からの「要望」があるという事が、保育と療育で求められているものの大きな違いになります。

 

支援をする側としては、しっかりとこの保護者の思いの違いを理解する必要があります。

 

両極端な支援ってどうなの?

 

保護者のニーズを理解する事ができず、保育の五領域に注目して療育を展開するとどうなるでしょうか?

 

結果としては「個別の保育」となりがちです。

 

「個別の保育」では、子どもの中に安心感を感じる事ができます。
一対一だと、コミュニケーションも取りやすいと思います。
ですが、お家で遊んでいるのと何が違う?と保護者の方は感じやすくなります。

 

こう感じる理由はなんだと思いますか?

 

それは見通しが立っていないからです。

 

なんの目的を持って、どういった方法で、なんのために練習をしているのか

 

これを具体的に伝える必要があります。

 

逆に、療育に振り切って支援をすると「できない事を練習する」に注目しがちです。

 

こうなると、
・療育先だけでは時間が足りません!お家でも頑張ってください!
・最低でも一日⚪︎回はお家で練習をしていきましょう
・このようにアプローチしたら効果的です!こうしてください!
というように、親子ともどもがんばれ〜という時間がとても増えてしまいます。

 

これだとどうでしょうか?

 

そもそも嫌な事なのに、さらにイヤイヤ練習するとなると、

もっともっと嫌になりませんか?笑

 

極端ではありますが、こんなふうになりがちです。

じゃあどうしたらいいの?

 

どちらかだけでは子どもにとって、いい療育とはいえないと思います。

 

療育の視点を持ちながら、保育のように展開していく事が、TOMOが考える療育の在り方です。

 

療育の視点を持ちながら、保育を取り入れていくにはどうしたらいいかについて、より詳しく知りたい方は、アーカイブ動画でぜひご確認ください!

 

http://ptix.at/XMa5u6

 

12/31までご視聴いただけます!

 

そして「なんとな〜く」「だいたいできるようになった」というアバウトさは、人によって基準が違います。

 

ペアトレをしている中で、
「兄弟を叩く」事が多いという相談を受けて
実際一日の中でお子さんの行動を記録してみると、
叩くよりも「兄弟に向かって大きな声で叫ぶ」事の方が多かったりします。

 

これは、大人にとっては「叩く」事の方が問題行動であり、無くしたい行動です。

ですが、子どもにとっては「兄弟に伝えたい事がある」方が大切なのです。

伝えたい事があるけど、うまくいかないから最終手段で「叩く」という行動が出てきます。

 

このように大人が「思っている事」と子どもが「思っている事」が異なる事もあります。

 

だからこそ、しっかりと「見て」「記録」をする事が大切になってくるんですね。

 

12月は、そんな「記録」を取るお話しです。

 

http://ptix.at/0A9lIq

 

保護者の方や療育を始めた1~3年目の方にわかりやすいようにお伝えしていきます!
ぜひ今回のブログやセミナーで興味を持ってくださった方は、ご参加ください^^

 

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