こどもの相談室TOMOでは
- 保育士:子どもの遊びのプロ
- 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
- 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ
を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、行動課題の解決策を提供しています。
このブログを読んでいただいている方は、子どもの「癇癪」「他害」「こだわり」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私自信、支援者として働いている時に同じように悩み、挑戦をくり返し、学び少しずつ成長をしているところです。
支援を始めるきっかけ
ある保育園にいた時のことです。
Aくんという元気いっぱいの男の子がいました。
でも、その子はいろんなタイミングで「癇癪」を起こしていて、周りの子どもたちからもちょっと驚かれていたり、園の先生も「どうしたらいいんだろう?」と悩んでいました。
当時知識の浅かった私は、なんとなく「なんか対応しなくてはならないんだろうけど、どうしたらいいんだろう?」と思うだけでした。
ABAと出会う
数年後、保育士として経験を重ね、ABAを学びました。
ABA(応用行動分析学)は聞いたことありますか?
私はこの学びをきっかけに、子どもへの対応はもちろん、親御さんへの声の掛け方や関わり方が大きく変わっていきました。
「行動のABC」はこのABA(応用行動分析)の土台となります。
行動のABCの考え方を実践することで、癇癪は減り、また親御さんも同じように対応していただくことで、お家の中での困り感もどんどん減っていきました。
ABAで癇癪を減らす
発達支援や療育を受けている、調べているという方はもうすでにABA(応用行動分析学)を聞いたことがある方もいると思います。
ですが、どう日常の中に取り入れたらいいかわからないという方もいらっしゃると思います。
また、「癇癪」を減らしたい時に、全ての癇癪に同じ対応をすれば良いかというと違います。
「癇癪」を減らしたいと考えた時にまずは「癇癪」に関連した行動の中に好ましい行動、好ましくない行動、危険・許し難い行動を考えていきます。
例えば・・・
- 好ましい行動:癇癪を起こす前に、アイコンタクトを取る。大きな声で伝えようとする。
- 好ましくない行動:道端で寝転がり大きな声で泣き喚く
- 危険で許し難い行動:壁に頭を叩きつける。ものを投げる。倒す。他害をする。
そしてそれぞれの行動に応じた方法で、好ましい行動を増やし、好ましくない・危険な行動を減らしていきます。
この方法が、とても大切ですし、どんなアプローチをしたらいいのかいろいろな方の意見を聞くことで、理解が深まっていきます。
一緒にお話しをすることで、みなさんの子育てで直面しているお悩みに、新しい視点とアプローチを見つける手助けができたらなと思っています。
今回は、何かを伝えるだけはなく、今回のようにケースを通じて、具体的な声かけの方法を一緒に考えていきます。
短い時間かもしれませんが、子どもたちのかけがえない時間を大切にし、共に成長ができるようにお手伝いができたらと思います。
ぜひ一緒に声の掛け方を考えていきましょう!
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Youtubeでは、発達障害当事者の方にインタビューをしています。
幼児期の話、感覚の話など文章だけではなかなかわかりにくいことを教えていただけるのでおすすめです!
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