難しい子育ての知恵袋

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

子どもの発達を促す親子遊びの重要性と年齢別遊びアイデア

 

こどもの相談室TOMOでは

  • 保育士:子どもの遊びのプロ
  • 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
  • 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ

を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、行動課題の解決策を提供しています。

 

すくすくと自信のある子に育って欲しい・・・
子どもの成長と発達は、親にとって最も重要な関心事の一つですよね。

 

今回は療育とペアトレの専門保育士が、1歳から5歳までの年齢別に、子どもの発達を促す親子での遊びの重要性についてお伝えしていきます!
また、具体的な年齢別遊びアイデアも提案しちゃいます!

 

 なんで親子での遊びが大事なの?

 

1歳から5歳までの子どもは、言語能力、社会的スキル、運動能力の発達が伸び代抜群の時期!

しかしながら、現代の忙しい生活スタイルやデジタル化の進展により、親子での遊びが軽視される傾向があります。
これにより、子どもの発達に悪影響が及ぶ可能性があるのです。

 

遊びの発達の順番

 

発達にはルールがあります。

子どもがどんな順番に発達をしていくかご存知でしょうか?
以下に、年齢別に適した遊びが子どもの発達に与える重要な影響についてご紹介します。

 

1歳: 感覚と運動の発達時期

 

1歳は自分で動けるようになる時期
いろんなことに興味を持ち、その場所に行きたいと運動発達がぐんぐん促される時期です。

この時期には、おもちゃやさまざまな感触に触れて手指をしっかり使った遊びや、音楽に合わせて体を触れ合う遊びがおすすめです。

逆にこの時期に
・椅子にしっかり座って
・集中して
という遊びは向いていません。

 

2歳: 言語能力の発達時期

 

動きいろんなものに興味を持ったら次に生まれてくる気持ちは「これ何?」
そして新しい発見を「見てみて!」の気持ちです。

1歳同様に同じ場所に留まり大人しく・・・ということは難しい時期です。

ですが、同時に”危険”なことは伝えていかなければなりません。
楽しい言葉だけではなく「危ない」「熱い」「痛い」など危険を知らせるためにも
言葉が使われていることを知らせていきたい時期です。

 

3歳: 社会的スキルの発達時期

3歳になると、対大人から子ども同士の遊びがぐんぐん増えていきます。
その中で、今まではうまく行ったこともうまくいかない悔しさやもどかしさ
強い負の感情を感じることでしょう。

ですが、この先そのようなことはたくさんあるのです。

そんな時に自分の気持ちと相手の気持ちの中で折り合いをつけていくのが
この時期になります。

”我慢” を覚え始める時期です。

 

4歳: 知識の獲得と創造性の発達時期

 

3歳の葛藤を経て、さらに高度になっていきます。

擬人化した遊びや想像した遊び、なりきり遊びなど単純な追いかけっこがどんどん高度な遊びに変わっていきます。

この高度な遊びができるようになるのも、3歳で”我慢”を身につけたから。

順番を待って、みんなでルールを守って遊ぶ楽しさを知ったからです。
ここが頑張れていない時には、集団での遊びに違和感やつまづきがみられ始めます。

 

5歳: 集中力と問題解決能力の発達時期

 

5歳頃になると、大人の手を借りなくても集団の中で遊ぶことができます。

問題があったとしても、言葉で解決しようという気持ちが生まれます。
この時期には、正義感が強い、世話焼きなお子さんが現れ始めます。

いつもある遊びにオリジナルのアレンジを加えてより難しいゲームを作り上げることができるようになります。

 

このような順序で、子どもの遊びは発達し遊びが発達することで子どもの発達は促されていきます。

 

【年齢別】親子での遊び

 

それでは最後に、お家で簡単にできる年齢別の発達を促す遊びについても紹介していきます。

 

1歳:

ふれあい遊びで大きく体を動かしたり、指先・足先に触れて感覚に気づいてもらいましょう!

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2歳:

絵本を読んで一緒に対話し、言語能力の発達をサポートします。

 

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簡単な言葉と動きがあり、やりとりできる絵本がおすすめです。

 

3歳:

公園で他の子どもたちと交流する機会を積極的に作っていきましょう!

まだ集団保育の中に入っていない場合は、緊張していることと思います。
最初は大人が間に入り一緒に遊びながら安心できる環境を作っていきます。

 

4歳:

知育玩具やパズルを使って楽しみながら知識や創造性を育みます。

 

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積み木やパズルが苦手な時は、磁石など軽い力で勝手にくっついてくれるようなおもちゃを選ぶと遊びやすいです。

 

5:

ブロックやパズルを使って集中力や問題解決能力を養います。

 

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同じ色のボールを限られたブロックを使って落とすにはどうしたらいいか・・・そんなことを考えながら遊べるパズルです。

 

最後に

 

親子での遊びは子どもの発達を促す上で欠かせない要素です。

大人としっかり遊ぶことができるようになって、初めて次にお友達との関係が生まれます。

 

年齢に応じた適切な遊びを提供することで、子どもは言語能力、社会的スキル、運動能力、創造性などの面で成長し、健やかに発達することができます。

親子での遊びを通じて、子どもの成長をサポートしましょう。