こどもの相談室TOMOでは
- 保育士:子どもの遊びのプロ
- 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
- 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ
を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、行動課題の解決策を提供しています。
子育て中の親御さんが抱える一つの悩みが子どもの発達に関する問題です。
「よくわからないからインターネットで調べる」
「調べたらもっとよくわからなくなった」
「とりあえずこれやっておけば良さそう」
情報化社会は便利ですが、同時に何を選択したらいいのか、何を信用したら良いのか悩んでしまいますよね。
本記事では、子どもの発達において総合的なアプローチがなぜ重要なのかについて探っていきます。
一つの療育方法だけに頼らず、幅広いサポートを受けることでより効果的な成果を得ることができます。
子どもの発達は多面的
まず子どもの発達は ”言葉” ”コミュニケーション” ”運動機能” 大まかにこれらが絡みあって総合的に発達していきます。
一つの方法だけでは、これらの要素をトータルにサポートすることは難しいんです。
ですがさまざまな療育(経験や大人からのアプローチ)を取り入れることで、子どもの多角的な発達をサポートすることができます!
総合的なアプローチを取り入れることで、子どもの多角的な発達をサポートすることができます。
今困っていることに対して、さまざまな面からアプローチする療育方法やプログラムを組み合わせ、子どもの個別のニーズ・発達に合わせた療育プランを作成することが重要です。
例えば、言語療育に加えて運動療育や社会性の育成など、幅広いアプローチを取り入れることで、子どもの総合的な発達を促すことができます。
では、実践的な方法を以下にご紹介します。
これらの方法を取り入れることで、子どもの発達支援を総合的に行うことができます。
集団生活を送っている園の先生からは「コミュニケーションを取るのが苦手なようで・・・」と言われました。
このように、ただ単純に「コミュニケーションが苦手」という困り感に対して
おもちゃがほしい時に「貸して」「いいよ」のやりとりを教えるだけでは困り感は減りません。
おそらくこれから年齢が上がるに連れて、欲しいもの・要求が叶わなかった時に癇癪を起こすなどまた違う困り感につながっていくと思います。
このような困り感を解決していくためには、まずお友達に興味を持ち、一緒に遊びたいという気持ちを育てていくために、まずは大人と一対一の遊びを経験することが重要です。
その中で手を伸ばした時に(そのおもちゃが欲しいという気持ちが芽生えた時に)初めて「貸して」という言葉に意味を持ちます。
このように今の困り感に関係ないように見えますが、療育的視点を取り入れて子どもの総合的な発達を考えていくことが幼児期の発達にはとても重要です。
いろいろ始める前に大切なこと
ただ、どのように子どもが発達をしていくのか、どういったアプローチ方法があるのか、どのように発達が多面的に絡み合っているのかこれらを親御さんが知るのは難しいことだと思います。
そしてインターネットには、たくさんのアプローチ方法が載っていますが、まず大切なのはお子さんがどこに困り感を感じているのかを知ることです。
プログラムを組み立てるにしても、どこが苦手なのかがわからないと、効果的なプログラムを組み立てることができません。
そういった時には、こどもの発達を専門としている機関・専門職があるのでそちらをまずお子さんの発達段階や状況について正しく知ることから始めましょう。
1 小児神経科医
4ヶ月健診、1歳6ヶ月健診、3歳児健診で頭の大きさや形の異常、発達の遅れを指摘された場合、多くの場合、精密検査は小児神経科医に紹介されます。
2 心理士による発達検査
発達検査を受ける=障害の認定を受けると思っている親御さんが多いです。
発達検査を受けても、診断はおりません。
発達検査はお子さんの発達状況やその特徴を把握して、その子の理解をお母さん、お父さんや周りの支援する方々に深めてもらうことを目的としています。
加えて、実際の年齢(暦年齢といいます)と比較して発達指数を出すことが可能な検査もあります。
これは、特別児童扶養手当や療育手帳の申請・取得に活用されています。
こういった検査をもとに、お医者さんが総合的に判断し、発達障害の診断がおります。
3 療育プランを組み立てる
このような検査をもとに、発達の凸凹や得意・不得意を見て集団生活の中で困っていることを解決するにはどのようなアプローチができるかを考えていきます。
多くの方はこのようなSTEPを踏んで児童発達支援や児童発達支援センターで療育を受け、お子さんの発達を多面的に伸ばすアプローチをしています。
最後に
子どもの発達支援において、総合的なアプローチを取ることは非常に重要です。
一つの療育方法だけでは子どもの全体的な発達を十分にサポートすることはできません。
「制作ができないと言われたから制作の練習を・・・」
「コミュニケーションが苦手と言われたから目を合わせる練習を・・・」
それだけをしていても、発達は促されていきません。
さまざまな視点から療育方法やプログラムを組み合わせ、子どもの個別のニーズに合わせた療育プランを作成することで、より効果的な発達支援(療育的アプローチ)を行うことができます。
信頼できる専門家のアドバイスを受けながら、総合的なアプローチを取り入れましょう。
こどもの相談室TOMOではご家族に知って欲しい療育の知識をまとめた講義動画と具体的なアドバイスをいつでもどこでも受けることができるオンラインで提供しています。
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