こどもの相談室TOMOでは
- 保育士:子どもの遊びのプロ
- 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
- 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ
を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、行動課題の解決策を提供しています。
今回は、私たちが支援・サポートをしているに向けて、学校に行くまでに身につけて欲しい学習準備についてまとめていきます。
前回の振り返り
前回は書く力を伸ばすための方法をお伝えしました。
動画の中にも少しお話しが出てきました。
書くためには、手を自分の思うように動かすことができるということが大切です。
運動が大切な理由
書くために手を使う、コントロールする以外にも運動は小学校でたくさん影響があります。
保育園でも、運動会ありましたね。
小学校に入ると、今までよりも運動がレベルアップしていきます。
体だけを使った動きだけではなく、「体+道具」を使った動きが多くなってきます。
例えば、縄跳び、鉄棒、跳び箱、マット運動、プールなどですね。
これらは、幼児期にしっかりと体を使った遊びを経験していないとステップアップしていくこは難しくなっていきます。
幼児期に経験したい遊び
・はいはい
・高バイ
・手押し車
・走る
・スキップ
・ボールを蹴る
・両手でボールを投げる
・両手でボールをキャッチする
・でんぐり返し
・スキップ、ケンケン(片足飛び)
・ボタンをはめる
・ハサミで切る
・折り紙を折る
・ぶら下がる、前周り(鉄棒)
・ジャンプ(高いところから両足で)
・スムーズに階段を登る、降りる
・(ジャングルジムなどに)登る
こういった幼児期の積み重ねはとても大切です。
このような主に、公園で体を使って遊ぶ遊びの経験があることで、小学校に入った時にレベルアップした運動もできるようになっていきます。
体を使うことが苦手、階段の上り下りや一本橋が苦手などがあれば、ぜひ今のうちに自分で自分の体をしっかりとイメージしながら動かすという練習をしていって欲しいと思います!
また、学校という新しい環境で、初めてのことに取り組むといつも以上に力を発揮することは難しいです。
新しい環境で「やったことある!」「それできる!」と言ったことが見つかると、一気に緊張が解けたり、楽しくなりやすくなります。
ぜひ今のうちからやりたいところですね!
学校に向けた運動は、児童発達支援事業所での療育だけでなく、スポーツ教室や体操教室、スイミング教室などでも教えてくれます!
教えるのが苦手・・・という時は、おうちの外に教え方を教えてもらうのも◎です。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
小学校のうちは、お勉強ができることも自信に繋がりますが、運動が出来るとお子さんにとってとても大きな自信に繋がりやすくなります。
学校に行くと、授業の時間が決まっています。
運動が苦手だと、その時間の中で決まった回数だけしか練習ができません。
幼児期に体を使って遊ぶことができていないと、こういった次の課題が出されても乗り越えることは非常に難しくなっていきます。
学習では、テストで「○点」と出ますが、周りに見られない限りは隠すことができます。
ですが、運動系のテストはみんなの前で発表という形をとることが多いです。
ですので、そこで「できない」となると、運動全般が「嫌なこと」となってしま可能性が高くなります。
運動に苦手さを持つと、新たな課題に自信を持ちにくくなります。
例えば、手先・腕のコントロールが苦手だと、そもそも書くということは嫌なこと、苦手なことになっていきます。
階段を登るのが苦手だと、ジャングルジムも苦手となりやすく、鉄棒などにしっかりと掴まる・登ることが苦手となることがあります。
年齢が上がると、求められる課題もレベルアップしていきますので、今苦手なことをどのように取り組んでいけばいいのかぜひ考えてみてくださいね!
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Youtubeでは、発達障害当事者の方にインタビューをしています。
幼児期の話、感覚の話など文章だけではなかなかわかりにくいことを教えていただけるのでおすすめです!
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