療育のちえぶくろ

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

子どもの食事トラブルを解決!保育士が教える対策方法

 

こどもの相談室TOMOでは

  • 保育士:子どもの遊びのプロ
  • 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
  • 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ

を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、行動課題の解決策を提供しています。

今回は、私たちが支援・サポートをしていてよくいただく質問”食事”についてまとめていきます!

 

食事の悩みについて

 

離乳食が始まった頃。

握って潰して・・・口の周りやお洋服がべとべとに。

 

これらは発達の途中経過だからしょうがないと受け入れてくださる親御さんが多いです。

 

ですが、そこから1年、2年経っても

  • ご飯の時に集中しない(食べ終わるのに時間がかかる)
  • TVやYoutubeを見ていないと食べない
  • 好きなものしか食べない
  • 食べるのをやめることができない
  • 野菜を食べてくれない
  • おやつばかり食べたがる

食べることに関する親御さんの悩みはなかなか減りません。

 

そこで今回は、食事に関する悩みと対応方法をまとめていきます。

 

遊び食べが終わらないAちゃん

 

 

もうすぐ2歳のAちゃん。

 

  • ご飯を食べる時にスプーンを落とす
  • 嫌な食べ物があると投げる
  • TVがついていないとご飯のお皿を投げ飛ばす

 

こんな様子に「どうしたら良いでしょうか?😖」とご相談いただきました。

困った行動が見られた時にはその困った行動だけに注目しがちですが、良いところはないのでしょうか??

 

行動を分ける
①行動を分ける

先ほどの行動を【好ましい行動】【好ましくない行動】【危険で許しがたい行動】の3つに分けていきましょう!

  • ご飯を食べる時にスプーンを落とす
  • 嫌な食べ物があると投げる
  • TVがついていないとご飯のお皿を投げ飛ばす

 

【好ましくない行動】

  • ご飯を食べる時にスプーンを落とす
  • 嫌な食べ物があると投げる

【危険で許しがたい行動】

  • TVがついていないとご飯のお皿を投げ飛ばす

こんなふうに分けることができると思います😀

 

そして【好ましい行動】がないという方も多いのですが本当にそうでしょうか??

  • 好きなものを食具を使って食べている時
  • お腹が空いてTVがついていなくとも落ち着いて食べている時

こんな時は、集中して、TVなどがなくとも食べることができている時が多いと思います。

その時間を日常の中に増やしていけたらいいですよね!

 

②行動を増やす

行動を分けたら次に行動を増やしていきます。

まずは2つの行動に注目していきます。

 

  • 好ましい行動:肯定的な注目を与える
  • 好ましくない行動:否定的な注目を減らす+上手な無視+肯定的な注目を与える

 

好ましい行動を増やしたい時は、肯定的な注目を与えて行動を増やしていきます。

一人で食具を使って食べている時に「上手にスプーン使えているね!素敵だね!」と声をかけたり「おいしいね」とハイタッチをしたり、少し離れている時はグッドサインを出すなどでも良いです。

 

その子が好ましい行動をしている時に肯定的な注目を与えていきます。

 

そして、好ましくない行動をとっている時には「あ〜!」「なんで!」「また〜」やため息などの否定的な注目はとらないように意識をします。

そして、好ましくない行動がある時には反応はせずに淡々と対応していきます。

そして、好ましくない行動が止まった、好ましい行動が見られたというタイミングで肯定的な注目を与えていきます。

 

危険で許しがたい行動に対応することももちろん大切です。

ですが、まずは好ましい行動を増やし、危険な行動を減らすことに力を入れていきましょう!

 

Aちゃんの場合

 

Aちゃんのお母さんとお話しをすると

 

  • お菓子は一人で食べることができる
  • 白いご飯は一人で食べることができる
  • 肉や魚などのおかずはスプーンを落とす
  • 食事の時間が15分過ぎるとイライラすることが多い

 

というお話しでしたので、こんな順番でアプローチを変えることをアドバイスしていきました。

 

  1. 1回の食事量を減らす(10分でAちゃんが食べ切れる量のみ盛る)
  2. 白いご飯は一人で食べることを促し、おかずは手伝うことを前提にする
  3. 白いご飯を一人で食べている時は、2~3口口に運ぶ時に肯定的注目を与え、おかずを自分で食べようとした時には1口ごとに肯定的注目を与える
  4. スプーンを落としたり、お皿をひっくり返しても否定的な注目を与えない

 

このような関わりを意識してほしいとアドバイスをしました。

 

すると、最初の1~2日はさらにお皿を投げ飛ばしたり、食具を投げ飛ばす姿が見られたそうですが、3日目から徐々に自分で食べる量が増え、2週間後にはご飯は全て自分で食べ切ることができるようになったそうです。

 

このように、好ましい行動に注目し、否定的な注目を減らすことで、間接的に危険で許しがたい行動が減ることがあります。

 

そのために、まずは大人が

肯定的な注目・上手な無視・否定的な注目をしない

この3つのスキルを身につけることがとても重要になります。

 

肯定的な注目と上手な無視ができない理由

 

こういったお話しをすると「なかなかできません・・・」とお話しを受けることがあります。

 

その理由はズバリ・・・・

 

【好ましい行動】【好ましくない行動】【危険で許しがたい行動】

行動を分けることができていないから!

 

なかなか、日常生活の中でこれはどうだろう?と考えることが難しいですよね。

また、これは本当に合っている?と不安になることもあると思います。

 

そんな時はぜひ一緒に考えましょう!

 

セミナーの中では、ワークをしながら意見交換をしていきます。

こんな時はどう?と確認をしていきます。

 

  • 「早く」といっても早く準備をしてくれない
  • 好きなものしか食べない
  • うまくいかないと怒り出す(癇癪を起こす)
  • 挑戦しようとしない

 

お子さんの気になる姿に悩んでいる親御さんはぜひ一度お話しを聞いてほしいと思います。

 

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