難しい子育ての知恵袋

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

【療育保育士が教える】児童発達支援事業所選び方

こんにちは😃

こどもの相談室TOMOのちえです!

療育保育士として、難しい子育てを楽にしていく声かけの方法を教えています💡

気になる方はチェックしてみてください!

TOMOトレ~難しい子育てを楽にする声かけ~

 

 

Instagramのストーリーズの中から知りたい💡と言われた

発達支援の選び方についてまとめていきますね!

 

いろいろな選び方、考え方があると思います。

一つの意見として聞いてもらえたら嬉しいです💡

 

①子ども中心で考える

 

まずは、子どもの発達にそって考えていきましょう。

前回の記事でもまとめたように、発達支援には4つの役割があります。

 

この中の「本人支援」に重点を置いて考えていきましょう💡

 

■4つの支援について知らない時は、この記事にまとまっています。

blog.kodomosoudan-tomo.com

 

子どもの支援について考える時に大事なのは土台です。

日々過ごしている環境の中で、どんな困り感や苦手さがあるのかを考えることが大切です。

 

質問

 

2つ質問をさせてください。

 

Q お子さんが一人で遊んでいます。あなたが「一緒に遊ぼう」と誘いかるとどんな様子ですか?

 

1遊びの誘いに乗って、一緒に遊ぶ

遊びの誘いに乗らず、一人で遊び続ける または 一緒に遊ぶが一方的なルールで遊ぶ

 

Q 苦手意識は強いですか?また失敗することが嫌で活動に参加しないことがありますか?

 

1そんなことはない または 多少そんな様子が見られる

2苦手意識が強く、失敗するのを恐れる

 

回答

ズバリ、、、、

 

1が多かった人は小集団

2が多かった人は個別

 

の児童発達支援事業所を選択することをお勧めします。

 

半々だったという時は、

 

1つ目の質問が1の方は小集団、2の方は個別

2つ目の質問が1の方は小集団、2の方は個別

 

とイメージしていただけたらいいかなと思います。

 

理由を解説

先ほどの2つの質問をした理由は2つあります。

一つずつ解説していきます。

社会性の発達の観点から

社会性の発達

 

こどもの発達には順序生があります。

対大人との関係、子どもの世界の中ではお家がメインになると思います。

そして、対大人との関係が積み重なると次に、お友達との関係に発達していきます。

子どもの世界の中では集団生活の場である園生活が該当すると思います。

 

1つ目の質問は、社会性の発達がざっくりとどの位置にいるかを知りたいための質問でした。

 

もちろん時と場合によることは理解しています。

どちらかといえばこちらが多いかな。

ん〜こっちを頑張りたいかなという気持ちで変えてももちろんOKです。

 

あくまで、少ない情報の中で決めるとしたら・・・の最低限の質問になります💡

 

お家の中という比較的子どもが安心できる環境下(自分の力が発揮できるであろう場面)で、お子さんがどの程度周りに興味を持っているかが大切になります。

 

ここで、まだ対人よりは、おもちゃや自分の好きなものをずっと見ている方が安心する、楽しいと感じているお子さんは、個別の発達支援で対大人との関係を築き上げていくことが大切だと考えます。

 

また、別の視点から対人と遊ぶのは大好きだけど、自分のルールの中でしか遊べないという課題を持ったお子さんもいます。

そんな時も、まずは大人と自分のルール以外の中で楽しく遊ぶという経験が大切になります。

 

だからこそ、集団ではなく個別でじっくりとその子のペースに合わせて楽しく遊ぶ練習を積み重ねることが大事であると考えます💡

 

 

次の発達段階に進むスピードは人それぞれですが、順番は決まっています。

階段を一つ飛ばしで上がっていくことはありません。

一つずつ、積み重ねていくことで色々なことができるようになっていきます😃

 

子どもの特性から

子どもの特性



次に子どもの特性の視点から考えます。

 

具体的にいうと、感覚の過敏さ、衝動性などです。

これらが強く働く場合、集団の中で練習をするよりは、個別で自分の特性とどのように付き合っていくかを知っていくことが大切です。

 

ですので、集団よりも個別から始めることをお勧めします。

 

慣れてきたら徐々に人数を増やして、地域の中で生活ができるように移行していくことを検討していきたいです。

 

ここで、無理をして不安が強いお子さんが、集団に・・・となると逆に慣れるまでに時間がかかる場合があります。

ですので同じ事業所の中で、個別と小集団が選べる時は、まずは個別から始めていくのが良いと思います😃✨

 

 

②日常で考える

 

お子さんの発達を促したい・・・けど、仕事もあるし、きょうだいもいるし、という方も多いです。

 

児童発達支援をどんなふうに利用できるかご紹介したいと思います💡

 

  • 保育園や幼稚園+児童発達支援事業所の併用利用(同日)
  • 保育園や幼稚園+預かり方児童発達支援事業所の併用利用(別日)
  • 児童発達支援センター

今回はこの3つのパターンで解説していきます💡

 

保育園や幼稚園+児童発達支援事業所の併用利用(同日)

このパターンが一番多いように思います。

 

児童発達支援と保育園や幼稚園は同日に利用が可能です。

※児童発達支援と児童発達支援は同日に利用できない

 

1日のスケジュールはこんなイメージ

 

<午前中利用パターン>

9:30 児童発達支援事業所利用

10:30 終了・移動

11:30 保育園や幼稚園で昼食

17:00 保育園お迎え

 

<午後利用パターン>

8:00 保育園や幼稚園利用

14:30 お迎え・移動

15:00 児童発達支援事業所利用

16:00 終了・移動

17:00 帰宅

 

もちろん、事業所のスケジュールにもよるので若干時間の変動はあると思います。

ですが、こんな感じで週1~2回、児童発達支援を利用している方が多い印象です。

 

仕事をしていたら送迎できないよ!!!!

という方、お声も多いと思います。

 

そんな時は、ベビーシッターやファミサポを利用して、自宅〜児童発達支援事業所〜園、園〜児童発達支援事業所〜自宅の送迎を依頼するのも一つの手です🙆‍♀️

 

時間にして大体3〜4時間程度。

 

ファミサポは1時間700円くらいからなので、1回の負担は2,000円〜3,000円のイメージ

シッターは人によりけりですが、1時間2,000円が最低ライン。

ですが、地域の補助や福利厚生で割引があります!

 

例えば東京都豊島区では、未就園児1人につき1年度の中で144時間1時間あたり2,500円の割引があります。

 

なので、週1、3時間シッターさんに依頼をすれば送迎にかかる交通費だけが負担となるので、お仕事とも調整をつけやすくなると思います🙆‍♀️!

 

東京都豊島区の例↓

https://www.city.toshima.lg.jp/258/documents/r6jigyouannai.pdf

 

保育園や幼稚園+預かり方児童発達支援事業所の併用利用(別日)

別日で利用したいというパターンもあります!

 

例えば、保育園や幼稚園がお休みの日の土日に利用するというイメージです!

 

その場合は、平日のような1時間の短時間もあれば、2時間前後の少し長い活動もあったりします。

例えばこんなイメージ

 

<少し長めの利用>

10:00 自由遊び

10:30 集団活動

11:30 個別活動

12:00 終了

 

自由遊び(余暇活動)なども取り入れながら、集団活動や個別活動を取り入れているところが多い印象です。

 

また、親子で参加していただき、活動の中でお子さんへの伝え方や関わり方をお伝えしている事業所もあったりします!

 

児童発達支援センター(療育園)

センターまたは、療育園と言われていることもあります。

元々私が勤めていたところでもあります💡

 

利用のイメージはこんな感じ

<1日の流れ>

10:00 到着

10:30 集団活動

11:30 手洗い、昼食準備

12:00 昼食

13:00 自由遊び

14:00 降園

 

幼稚園の1日の流れと同じような時間帯で活動を行います。

バスの送迎もありました!

 

親子で通園する日もあれば、お子さんだけで通園する日もあります。

活動の目的によって変えていました😃

 

入園当初は週5で、年中や年長から幼稚園や保育園と併用して利用するお子さんもいました。

 

3つの利用パターンから、児童発達支援への通い方をまとめてみました。

いかがでしたか?

 

 

児童発達支援の選び方

 

今回は、お子さんの発達の視点から考えた、個別か集団かの選び方

そして、日常生活をしている中でどう通うかという日数や時間から見る選び方

2つの視点で紹介してきました。

 

いかがでしたでしょうか?

 

少しでも参考になったら嬉しいです!

 

そして、発達支援事業所に通いつつ、忘れないでほしいのが「特性のあるお子さんへの関わり方を知ること」です✨

 

事業所でもやっていることがあります!聞いてみてくださいね😃

日程が合わない、実施していなかったという時は、ぜひオンラインで一緒に学びましょう〜!✨

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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