こどもの相談室TOMOでは
- 保育士:子どもの遊びのプロ
- 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
- 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ
を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、お伝えしていきます!
今日は、保育園に通う3歳の男の子の行動について親から寄せられた質問に答えていきたいと思います。
相談の内容
Aくんはいつもお父さんと一緒に保育園に登園・降園します。
でも時々、お父さんの仕事の都合で、お母さんがお迎えに行く日になると、お知らせをすると朝から癇癪を起こすようです。
その日はいつも以上に機嫌が悪く、1時間以上も駄々をこねたり、激しい癇癪を起こしていました。
Aくんに、どのように対応したら良いのでしょうか?
3歳の子どもの気持ち
まず、3歳の子どもの心理について理解することが大切です。
この年齢の子どもは言葉が伸び始め、経験や思い出を記憶できるようになります。
さらに、自分の意志で決意する能力も発達しますその結果、以前は親が決めていたことに対して抵抗を示すことがあります。
癇癪の原因と解決策
この時期の成長を踏まえて「予想外の状況」に対する不安から生じている可能性があります。
不安に対する一つの解決策としては、事前に予定を子どもに伝えることがおすすめです。
事前に伝えることで、自分の予想と現実が一致しないという混乱を避けることができます。
しかし、カレンダーを使って3歳の子どもに予定を理解させるのは難しいです。
カレンダーを使って、予定に見通しをつけることができるようになるには、こんなふうに伝えていきます。
- 今日の予定を伝える
- 今日と明日の予定を伝える
- 1週間の予定を伝える
- 1ヶ月の予定を伝える
Aくんへの提示方法
今回のAくんの癇癪のキーポイントは「保育園に誰が送るか」という点です。
3歳のお子さんに予定を伝えるにはこんなふうに伝えることが効果的だと思います。
毎日同じタイミング(朝や夜など)に、大人が予定を貼り替えて子どもに伝えていきましょう。
ここで注意をしてほしいのは、大人が予定を変えるということです。
子どもが自分で予定を変えることができたら、結局自分の思いが叶わなくなり、癇癪につながってしまうので、注意をしてほしいと思います。
最後に
このアドバイスをした後に、Aくんはニコニコ笑顔で予定を確認しているようです。
言葉が話せるようになっても、理解ができているか?と聞かれると、なかなか難しいところです。
大人の伝えていることが100%伝わっていない様子だなと思った時には、このように言葉だけではなく見える化して伝えていくのがおすすめです。
今回紹介した3歳向けの予定表はこちらからDLできます!
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