難しい子育ての知恵袋

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

【療育保育士が教える】時間を守れない時の対応方法

こどもの相談室TOMOでは

  • 保育士:子どもの遊びのプロ
  • 幼稚園教諭:幼児教育のプロ
  • 認定ABAセラピスト:行動を増やすプロ

を持っている私たちが、お子さんの困った行動に悩む親御さんへ向けて、行動課題の解決策を提供しています。


今日は、よくご相談を受ける「子どもが時間を守れない時の対応方法」についてお話しします。

 

時間を守れない理由を考える

 

子どもが時間を守れない時ってどんな時でしょう?

・自分のやっていることを継続したい時
・約束が聞こえていない時
・次の予定が嫌な時

こんな時が多いでのはないでしょうか?

それぞれに対する対応方法をご紹介して行きます。

 

やっていることを継続したい時

 

大人でもありますよね!

「〜してくれる??」と言われたけど、目の前のことから手が離せない時!

子どもも同じです。

やっていることから気持ちを切り替えて次の行動に移す時にはタイミングがあります。
そのタイミングを見極めて声をかけることで、気持ちの切り替えがしやすくなります。

そして約束は一人でするものではありません。
子どもと一緒に、いつ、どのくらい、どこでと具体的に約束をすることが大切です。

そして、約束を守れない理由は一つだけではありません。
他の2つの要素も混ざっていないか確認をして行きましょう。

 

約束が聞こえていない時

 

そもそも約束が聞こえていないということもあります。

大人も子どもの顔を見ずに約束をしてしまったり、違うことに熱中していると、約束していることを忘れてしまうこともあります。

そんな時は、約束を見える化することがおすすめです。
時間であればタイマーを使ったり、予定であればカレンダーに書き込んだり。

忘れないように子どもに伝えること、子どもが自分で確認できる方法で提示することが大切です。

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次の予定が嫌な時

 

楽しい予定が次にあるとすぐに子どもは行動を切り替えることができると思います。
でも逆の場合はどうでしょうか?

実は、気持ちの切り替えが難しいことが多いです。

約束を守ってくれないということだではなく、その後の予定にも注目をしてみると、声の掛け方や対応方法を変えることができます。

 

大事なPOINT

 

どのような原因であったとしても、大事なのはどうやって約束をするかです。

子どもに合わせて約束をすることができると、子どもはスムーズに気持ちを切り替えることができます。

そして、気持ちを切り替えることができると、その後も楽しいことが続きますし、怒られることが減って褒められることが増えて行きます。

こうした小さな積み重ねが子どもの「できた!」という自信につながり、自己肯定感を高めて行きます。

 

もっと詳しく知りたい時は

 

いかがでしたでしょうか?

”時間を守れない”という行動だけをとっても、理由はさまざまです。

その子の行動の理由に合わせた関わり方ができると、子ども気持ちを切り替えやすくなります。

行動の理由を見つけること、どうやって約束をするかということが非常に重要なPOINTになって行きます。

8月のセミナーはこの「約束」に焦点を当ててお話しをして行きます。
当日参加される方はオンラインで一緒にお話しをしましょう!
予定が合わないという方もアーカイブ配信をご用意しているので、ご安心ください。

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ぜひみなさんにお会いできることを楽しみにしています!

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