こんにちは!こどもの相談室TOMOのちえです😃
療育保育士として、難しい子育てを楽にしていく声かけの方法を教えています💡
気になる方はチェックしてみてください!
今回は、Instagramで60名を超えるママがついつい言っちゃう言葉!
これを、子育てを楽にする声掛けに変える方法を伝えていきます!
静かにしなさい!
言っちゃうママさん、うるさいと思ってるけど家の中はもう諦めているというママさんどちらもいらっしゃるのではないでしょうか。
また、お家の中では言わないけど、お家の外では気になって言ってしまうという方もいらっしゃると思います。
そんなママさんたちに「静かにしなさい!」を言わないで済む方法をお伝えします💡
好ましい行動をしている時に褒める
「わ〜」と騒いでいる時には「テンション上がっているよ。落ち着こうね」と子どもの状況を伝えます。
そして、静かになった時に「落ち着けたね。お話ししようか」と一緒に会話を楽しみます。
食事中なので、食事に関するお話しがいいですね!
食べ物クイズや、体にどんな栄養が入るのか、親御さんが昔好きだった、苦手だった食べ物の話もいいと思います😃
静かなタイミングがないんだよ!という方もいると思います。
一瞬静かになったタイミング、子どもが何かを口にする瞬間、何かを飲んでいる瞬間、その瞬間を褒めます。
「ちょうど良いボリュームでお話しできているね!」
「楽しくお話ししながらご飯食べて、大人みたい!」
お子さんが嬉しい言葉でできていることを伝えていきます。
そして、その瞬間を少しずつ増やしていき、1分、3分、5分と時間を延ばしていきましょう😃!
ちゃんと食べて!
これもお子さんの体を思うからこその言葉ですよね!
ただ「ちゃんと」というのは子どもに理解してもらうのは難しいです。
ちゃんと食べてと言わずに済むには
具体的な行動を伝える
ことが大切です。
例えば「もぐもぐもぐ、たくさん噛むと美味しいね」「奥の歯でかみかみするよ」こんなふうに、体の中のどこを使って食べたらいいのかを伝えていきます。
ご飯を食べるようになる時の子どもの口の発達は、
①舌で上顎に押し付けて、潰して飲み込む
②前歯で噛みちぎり、上顎に押し付けて飲み込む
③前歯で噛みちぎり、舌を左右に動かし、左右の奥歯ですりつぶして飲み込む
こんなふうに舌の動きと歯の成長が連動して進んでいくのですが、感覚の過敏さや奥歯での噛む意識が少ないお子さんもいます。
いわゆる丸呑みってやつですね。
噛むことと集中力に関係があるというのは、さまざまな研究からわかっていることです。
咀嚼が注意・集中機能に与える影響 | 卒業研究発表|大阪医療福祉専門学校
集中力がない、ぼーっと食べている、遊び食べが・・・
というお子さんは「しっかり噛めているか」を意識すると原因が見えてくるかもしれません。
早く食べなさい!
これはきっと、30分、40分とダラダラ食べるお子さんだと思うのです。
こんなお子さんに伝えたい声掛けは
全部食べられたね!
いやいや、食べられないから無理なんだよと思った方いると思います。
それを叶える方法は・・・
「少しだけ盛る」です。
30分、ゆっくり食べ続ける理由としては
- 咀嚼が苦手
- 唾液の分泌が少ない
- 一度に入れる量が許容範囲を超えている
こんなことが考えられます。
体の機能として苦手なこと、でも頑張っていることを日々「早くしなさい!」と怒られていたらどうでしょうか?
やる気無くしますよね。
つまり、積極的に食べる気持ちが少なくなり、行動が減っていきます。
だから咀嚼が減り、食べる時間が遅くなるという悪循環になります。
なので、早く食べなさいではなく、少量を食べ切ることができた!嬉しい!という気持ちを引き出していくことが重要になります✨
3~4口を盛り付ける▶︎食べる▶︎「全部食べたね!」
を積み重ねて行き
「もっと食べたい時は「おかわりちょうだい」だよ」を知らせて、一度に食べることができる量を増やしていきます😃
座って食べて!
もじもじ、そわそわ、ゆらゆら、、、、しまいには立ち上がる。
そんなお子さんの姿よくあると思います。
こんなお子さんに伝えたい声掛けは
美味しいね!&環境調整
落ち着きがないお子さんは、食事中にいろいろな人や場面で「こら!」と注意されていることが多いです。
だからこそ、食事に興味がなくなってしまっている子もいたりします。
そんな時はまず「美味しいね!」と一緒に食べて嬉しい、美味しいという共感の声掛けをしっかりしていきたいです。
そして合わせてしっかり座れない原因についても対応していきます。
しっかりと座れない理由の一つに低緊張があります。
背筋を伸ばして正しい姿勢をとっている時って、ある程度筋肉に力が入っている状態です。
ですが、この適度に力を入れたり、維持することが苦手なお子さんがいます。
これが低緊張と言われるお子さんです。
筋肉や関節が柔らかい、体がグニュグニュしているという表現をすることもあります。
そんなお子さんには、筋肉に力が入るように、適切な運動が必要なのですが、筋トレをしてもすぐには筋肉がつかないですよね。
そして、子どもに筋トレって難しいです。
なので、椅子などを変えて周りの環境でサポートをしてあげることが大切です。
低緊張の他には、衝動性のコントロールが苦手という場合もあります。
そんな時は、衝動性が満たされるような感覚刺激を与えてあげると落ち着きやすくなります。
例えば、姿勢を正しくして椅子に座っている時には腹筋に力が入ります。
低緊張のお子さんはここに刺激が入りにくいので、伊達締めなどで変わりに刺激を入れてあげることで落ち着くことがあります。
また、貧乏ゆすりや足をバタバタしている子、足元が落ち着かない子は、足裏に刺激を入れてあげることで落ち着く場合もあります。
さいごに
いかがでしたでしょうか??
こんなふうに関わり方や声のかけ方を変えていくことで夕食時によくある「あ〜言っちゃった・・」という声掛けを変えていくことができます💡
ぜひ参考にしてみてください😃!
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