難しい子育ての知恵袋

こどもの相談室TOMOで活動している療育保育士がおうちの中で役立つ情報をお伝えしていきます

【発達障害】癇癪への対応

こんにちは!こどもの相談室TOMOのちえです😃

 

療育保育士として、難しい子育てを楽にしていく声かけの方法を教えています💡

気になる方はチェックしてみてください!

TOMOトレ~難しい子育てを楽にする声かけ~

 

今日は私が療育保育士として、発達障害のお子さんを見ていた時に実践していたことを紹介💡

公園から帰る時に「帰らなぃぃぃぃ!」と癇癪を起こすお子さんへの対応方法をまとめます😃

こんなことありませんか?

 

さっきまで楽しく遊んでいたのに、帰る時間になると急に不機嫌になる

帰るのが大変だから公園に行きたくない

でも、公園で体を動かさないとなかなか寝てくれない

 

そんなお悩みをお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか?

 

私も担任をしている時、特に4月や5月は気持ちの切り替えができずに、小さな体でジタバタと暴れながら帰りたくないと言っている子どもたちを抱えながら帰った記憶があります😃

 

でも、そんな子たちも、6月7月になるにつれて落ち着いていきます。

 

どうして落ち着くのか、対応方法を解説していきますね!

 

気をつけたい4つのPOINT

 

公園から帰る時に大人が気をつけたい4つのPOINTがあります。

コレができていない大人が結構多いです💡

 

なので、ここを徹底するだけですんなり帰ることができるようになったというお子さんも多いです。

 

  1. はじまる前に終わりを伝える
  2. 絶対に終わる
  3. 楽しかったねの共有をする
  4. 次回の約束をする

 

はじまる前に終わりを伝える

  • 公園についたら子どもは自由に走って遊び始める
  • 終わりの時間は決めずになんとなく遊び始める

あるあるだと思うのですが、、、

 

公園で「帰りたくないぃぃぃ」となりやすいお子さんには相性が悪いです。

 

子どもの中にも子どもの予定があります。

「こんなことをして遊びたいな〜」

「あ、あの子来たから一緒にあそぼ〜」

そんな思いがあった中で「そろそろ帰るよ!」と言われてもどうでしょうか?

 

”無視”をしてみたり

”聞こえないふり”をしてみたり

”暴言”を吐いてみたり

”走って”逃げたり

 

そんな姿を見せることがあると思います。

そんなお子さんには先手必勝!

 

公園に入る前にルールを伝えましょう😃

 

「時計の針が6になったら帰ります」

「タイマーがなったらおしまいです」

 

年齢が上がったらさらに

「公園の後に、お買い物に行くよ」

など、次の予定も伝えておくと良いです。

 

なんとなく始めるのではなく、終わりを決めてたっぷり遊びましょう!

 

絶対に終わる

ルールを決めて遊んだら、そのルールは守りましょう💡

 

  • 大きな声を出す
  • 走って逃げる
  • おもちゃを投げる
  • 叩く

いろんな方法で子どもは公園から帰らないように工夫をすることでしょう。

 

でも、ここで大人が折れてしまうと、その行動をすれば要求は通ると思ってしまいます。

 

ですので、ルールを決めたらまずは大人が守りましょう💡

 

時間が来た時の癇癪を減らす方法として有効なのは事前のアナウンスです!

  • 「もうすぐ時間だよ〜」
  • 「あと5分たくさん遊ぼう!」
  • 「あとなんの遊具で遊びたい?」
  • 「5回すべったら帰ろうね!」

など、具体的に後どれくらい遊べるかを伝え、子どもに気持ちの準備をする時間を作りましょう。

 

そして、時間になったら

  • 「時間になりました。帰ります」
  • 「楽しかったね」
  • 「次はお買い物に行こう!」

と、おしまいを伝えていきます。

 

ここで、お子さんがぎゃーっとなることも最初はあるでしょう。

 

そんな時も冷静に「お約束の時間です。公園はおしまいです」と伝えます。

走って逃げても子どもに伝わるようにしっかり伝えます。

 

切り替えが難しい時は、抱っこで帰るのもOKです!

最初からスムーズにはいかないことが多いですからね😃

 

繰り返していくことで「おしまい」と言われたら「おしまいなのだ」と気づいてくれ、気持ちの切り替えが上手になっていきます!

 

楽しかったねの共有をする

  • 大きな声を出す
  • 走って逃げる
  • おもちゃを投げる
  • 叩く

こんな行動をしてまで継続したかった遊びです。

 

終わらなくてはいけないことではありますが「まだ遊びたかった」という気持ちは受け止めてあげたいです。

 

「楽しかったね」

「滑り台はやかったね」

「まだ砂場で遊びたかったね」

 

言葉にできない子どもの思いを言葉にして受け止めていきましょう。

 

言葉にできない思いを言葉にして伝えていくことで

  • この人は自分のことをわかってくれている
  • 残念だったけど、わかってもらえたからいいか
  • こんなふうに言葉にすれば良いのか

子どもにこんな効果があります。

「やってなかった!」という方はぜひ意識をしてやってみてください💡

 

次回の約束をする

切り替えを上手にしていくには「次がある」を覚えてもらうことも大切です!

「次がある」ことに気づくと

  • 「また今度遊ぼう」
  • 「次は〜しよう」

そんなふうに気持ちを切り替えることができるようになります。

 

この「次がある」ということに気づいてもらうには

  • 「明日も来ようね」と約束をする
  • 約束を守る

この2つが大切です。

 

大人が「明日にしよう!」と言っても、その約束が守られなかったら、子どもは常に「明日は来ないかもしれないから、まだ帰らない!」とより一層意思が固くなります。

 

「明日にしよう!」と言われて「今日も遊べた!」が続くと「あ、明日も遊べるのか」に気づくことができるんです。

今日だけではなく、明日も遊ぶことが確保されると、子どもの強い意思は少しずつ和らいでいきます😃

 

約束する時は、守れる約束をしていきたいですね!

 

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は公園から帰りたくない〜!と必死にアピールしているお子さんへの声の掛け方をまとめました💡

「帰りたくない〜!」は子どもにとって、楽しい場所、特別な場所であればあるほど、その表現方法のレベルは上がります。

 

ぜひレベルの高いところからではなく、レベルの低いところから始めて「あ!上手く行った!」を積み重ねてくださいね!

 

一人でやってもうまくいかない・・・

わかってるけどできない・・・

 

そんな時は、一緒に学びながらどんな声かけができるのか一緒に考えていきましょう!

 

こどもの相談室TOMOでは、オンラインでペアレントレーニングを行っています。

個別に、お子さんの様子やご家族の状況に合わせた声かけを一緒に考えていきます!

 

どんなことを知ることができるの?

どんな人が参加しているの?

 

と思った時はぜひこちらからチェックして見てくださいね!

 

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