こんにちは!こどもの相談室TOMOのちえです😃
療育保育士として、難しい子育てを楽にしていく声かけの方法を教えています💡
気になる方はチェックしてみてください!
今回は素敵な行動を増やしたい!そんな時に役立つ「ご褒美」についてまとめていきます。
ご褒美作戦が通用しない・・・
声掛けの本や、育児書を読むと
「素敵な行動は褒めて!」「褒めて伸ばしましょう!」
こんなふうに書いてあることありませんか?
でも、うちの子あんまり褒めても嬉しくなさそう・・・
おもちゃもすごく執着しない・・・
お菓子も、んーこれと言ってヒットしてない・・・
そんな時にどんなものがご褒美となりそうか、ご褒美の見つけ方解説していきます💡
と、その前に・・・
どんな時にご褒美作戦を使うのか
そもそも人は、(自分の望ましい結果の達成を)目的に行動をすることが多いです。
ご褒美(強化子ともいいます)は、行動が起こった後に、嬉しいことを用意して、その行動を起こしやすくするものです。
何かがあって、行動をした、そうしたらいいこと(ご褒美)があった!
そうすると、いいこと(ご褒美)の前の「行動」が増えやすくなるというのが、応用行動分析の基本の考え方の一つです。
その時に、いいこと(ご褒美)がその子にとって魅力的であればあるほど、その行動は増えやすくなります。
逆にいうと、いいこと(ご褒美)が魅力的でない場合には、その行動はなかなか引き出すことが難しいです。
このように、増えてほしい行動の直後にご褒美があると、行動が増えやすくなっていきます。
ご褒美には種類がある
行動の理論を知らなくとも使いこなしている方もいらっしゃると思います。
例えば
- 注射の後のお菓子
- 行事の後のジュース
- テストの点数時応じたお小遣い
普段何気なく使いこなしている場合もあります。
また、同じような内容でも、一次性強化子と二次性強化子に分けることもできます。
一次性強化子は、生まれた時から持っている欲求を満たすもの
- お腹が空いている時のご飯
- 喉が渇いた時の飲み物
こんなものが該当します。
そして、二次性強化子というのは学習したり経験することにより、欲しくなるもの
- お金やゲーム、キャラクター、うた、遊び、一人遊び、賞賛、賞状など
経験をしたことで魅力が高まったもの、学んだ中で魅力が高まったものを指します。
二次性強化子は一次性強化子と一緒に「褒められたり」「笑顔を向けられたり」「グッドサインをもらう」経験を積み重ねることで、二次性強化子は一次性強化子と同じ力を持ち始めます。
ですので、二次性強化子は最初からいいこと(ご褒美)として効果があるとは言えません。
お片付けをして「すごいね!できたね!」と繰り返し褒められることで、「すごいね!できたね!」という言葉が嬉しい、喜びになり、褒められること(二次性強化子)がいいこと(ご褒美)と効果を持つようになっていきます。
お片付けをして「たかいたかい」をしてもらえた時、たかいたかいは嬉しいこと、いいこと(ご褒美)の効果を持つので一次性強化子と言えます。
褒められること、ハイタッチ、グッドサインなどが嬉しいこと(二次性強化子)となっていない時は、一次性強化子と合わせて子どもに提示していきましょう💡
繰り返していくことで、サインや言葉が嬉しいこと、喜びにつながっていきます!
ご褒美の効果を高める秘訣
- 普段は手に入らない特別なものにする
- 効果的な状況でご褒美をあげる
- 増やしたい行動の直後にご褒美
- もらえる理由を伝える
- 褒め言葉&笑顔も忘れずに!
- はじめからできていることからご褒美を
- 子どもが行動しやすい工夫をする
- 練習回数ができるようにご褒美は少量
- 行動が安定するまで続ける
- 具体的でインパクトのあるものがGood
- ちゃんとご褒美の効果があるか確認
好ましくない行動を減らして、素敵な行動を増やす時には、頑張る時に嬉しいご褒美、どれだけ魅力的なご褒美を見つけることができるかが大事なポイントです!
ご褒美の効果を高める秘訣をまとめましたので、併せて参考にしてみてください💡
怒るのではなく、子どもの素敵な行動を増やし、好ましくない行動を違う方法での表現に変えて素敵な行動に変えていく方法をもっと知りたい!
と思った時には、
について詳しく調べてみてください😃
過去にもまとめているので、よかったら併せてみてくださいね!