こんにちは!こどもの相談室TOMOのちえです😃
療育保育士として、難しい子育てを楽にしていく声かけの方法を教えています💡
気になる方はチェックしてみてください!
今日は担任をしている時にもよくママさんたちから質問をいただいていた「感触遊びってなんで大事なの?」についてinstaライブでお話しをさせていただきました💡
アーカイブでみたい方はこちらからご覧ください!
感覚の積み重なりが発達を促す
子どもはお母さんのお腹の中にいる間から感覚は発達していきます。
胎児の時から、重力に逆らって手足を動かしたり、子宮の中で背中を擦ったり。
生まれてから抱っこしてもらったり、ゆらゆら揺れたり。
そんな感覚を通して、自分の体や周りの環境を知っていきます。
周りの状況がわかると、「もっと知りたい!」という気持ちが生まれる&運動能力が高まることで、さらに自分の体と周りの環境を知ることができます。
自分の体の位置や、ものとの関係、周りとの距離の情報がどんどん記憶されていきます。
暖かな温もりや揺れ、抱かれた時の心地よさを通して、人との信頼関係が生まれていき、砂遊びやブランコ、三輪車などさまざまな感覚を使った遊びの経験を通して、ものの認識や道具を使う力、言葉などいろいろな発達が連続して力となっていきます。
体が大きくなり、自転車に乗ったり、縄跳び、サッカーなど道具を使った遊びは、バランス能力や手足の協調性、目の使い方、スピードや距離を合わせて操作をするなどよりレベルが高い体の使い方を経験することができます。
このように、子どもにとって様々な感覚情報・刺激をもとに様々な発達が促されていきます。
「できた!」の経験が発達を促す
子どもは日々、生活の中・日常の中で成長していきます。
生活や遊びの中で、自分の体がどうやって動くか、どんなふうに手足がついているのか、触れられたり触ったり、見たり、聞いたり、五感からの情報を通して世界を知り、生活や環境にあった行動が生まれていきます。
また、自分の体や心の状態を感じて、調整をしたりします。
感覚遊びは、遊びの中で周りからの刺激を受けて体に感じる様々な情報を受け取り「楽しかった!」「できた!」という経験を積み重ねていくことを目的としています。
「楽しかった!」「できた!」という経験を積み重ねることで、集中力や組織力、自尊心、自己抑制、自信、学習能力、抽象的思考および推理力など様々な力が育っていきます。
感覚遊びが大事な理由
五感をフルに使って遊ぶことで次の積み木が積み上げられていきます。
遊びの中で、子どもが主体的に「楽しい!」「ワクワク」を感じることで、積み木はどんどん積み重なっていきます。
子どもの意思に反して、嫌々やらされたり、一方的に与えられた課題を行っても、感覚は発達していきません。
「楽しく」「ワクワク!」が大事なポイントです。
ただ、この感覚の受け取りに得意・不得意があると、園上に積み重なる積み木も不安定なものになってしまいます。
そして、少しの刺激でもこのピラミッドが崩れやすくなってしまいます。
幼児期は、感覚刺激から様々な発達が促される時期です。
だからこそ、様々な感覚に出会い楽しく「ワクワク」「できた!」を経験することが、とっても大事になってくるんですね!
感覚によりどんな困り感が出てくるのか、どんな対応が好ましいのかについてはこちらのブログで紹介しています!
最後に
ここまで長くなりましたが、いかがでしたでしょうか?
困った行動と感覚には関係があるかもしれない
そんな可能性を知ってほしくて、まとめてみました。
そして、その感覚を育てるために「感触遊び」やさまざまな発達支援の活動内容を設定していきます。
感覚は1回遊んだから、意識をしたから育っていくわけではありません。
日々、繰り返し触れたり、経験することで獲得していきます。
イメージしやすいものとしては
- 水泳
- 自転車
などがあるかもしれませんね💡
これらも、1回で乗れる様になる子、泳げる様になる子はいません。
ですが、どのくらい練習をしたらできる様になるのか、コツを掴めるかはその子次第ですよね。
今回はなかなか見えにくいさまざまな感覚の取り入れ方の苦手さによるものを紹介しましたが、もっと感覚について知りたい💡
と思ってくださった方もいらっしゃるかもしれません。
(いたら嬉しいな・・・)
そんな方はぜひセミナーもチェックしてみてください!
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